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2026.07.24 ブログ

「こんなふうに切ってもらったの、初めてでした。」

先日、初めてご来店くださったお客様から、とても嬉しい言葉をいただきました。

「こんなふうに切ってもらったの、初めてでした。」

美容師を20年近く続けていても、この言葉はやっぱり嬉しいものです。

でも、この言葉を聞いて思ったのは、「技術を褒めてもらえた」ということではありませんでした。

「ああ、自分が大切にしていることが伝わったんだな。」

そう感じたんです。

クセ毛を見ると、まず何を考える?
クセや広がりが気になる髪。

美容室で相談されることも、とても多い悩みです。

そして、クセや広がりがあると、

「抑えた方がいいかな。」

と考えることは、ごく自然なことだと思います。

実際、クセによって毎朝まとまらず困っている方もいますし、湿気の多い日は広がってしまってストレスを感じる方もいます。

だから、「抑える」という選択は間違いではありません。

大切なのは、その人にとって何が一番良い答えなのかを考えることです。

今回、僕が感じたこと
今回のお客様も、クセや広がりがお悩みでした。

でも、髪を見た瞬間に思ったんです。

「このクセは抑えるより、活かした方がかわいくなる。」

もちろん、クセを全部活かすという話ではありません。

広がりやすい部分は扱いやすく。

でも、動きとして魅力になる部分は、そのまま残す。

そのバランスの方が、この方らしいヘアスタイルになると感じました。

だから今回は、「抑えるためのカット」ではなく、「活かすためのカット」を選びました。

髪質だけでは答えは決まらない
美容師という仕事をしていると、「この髪質ならこう」という考え方をする場面もあります。

もちろん、髪質は大切です。

でも、髪質だけで答えを決めることはできません。

例えば同じクセ毛でも、

朝アイロンをかける時間がある人。

子育て中で5分でも早く準備を終えたい人。

仕事で髪をまとめる人。

休日は巻いて楽しみたい人。

それぞれ生活が違います。

同じ髪質でも、求めるものは全然違うんです。

だから僕は、髪だけを見てカットすることはありません。

僕が見ているもの
カウンセリングでは、

どこが気になるのか。

朝どれくらい時間をかけられるのか。

前回の髪型で困ったことは何だったのか。

どんな雰囲気が好きなのか。

そんなことを聞かせてもらいます。

実際にカットするときも、

「この長さなら乾かすだけでまとまりそう。」

「このクセは残した方が自然な動きになる。」

「ここは少し軽くした方が朝が楽になる。」

そんなことを考えながらハサミを入れています。

正解を押し付けたくない
美容師は、つい「これが正解です」と言いたくなってしまう仕事でもあります。

でも、ヘアスタイルに絶対の正解はありません。

だから僕は、お客様に答えを押し付けるのではなく、

一緒に考えたい。

一緒に悩みたい。

一緒に「これがいいね。」を見つけたい。

そう思っています。

美容師が決めた正解よりも、お客様が毎日鏡を見て、

「これ、なんかいいな。」

そう思えることの方が大切だからです。

「その人を見る」ということ
美容師は髪を見る仕事。

そう思われることが多いですが、僕は少し違うと思っています。

もちろん髪質を見ることは大切です。

でも、それ以上に大切なのは、

その人を見ること。

どんな毎日を送り、

どんなことに困っていて、

どんな気持ちで美容室に来てくださったのか。

そこを知ることで、初めてその人に合うヘアスタイルが見えてくると思っています。

cutskiiiが大切にしていること
cutskiiiでは、

「クセ毛だからこう。」

「広がるからこう。」

そんなふうに決めつけることはありません。

髪質は一つの材料です。

でも、それだけで答えは決まりません。

その人の暮らし。

その人の好み。

その人が毎日をどう過ごしたいのか。

それらを全部合わせて、一緒に答えを探していく。

それが、僕が美容師として一番大切にしていることです。

だから、もし今、

「私の髪はこういうものだから仕方ない。」

そう思っている方がいたら、一度聞かせてください。

もしかしたら、今までとは違う答えが見つかるかもしれません。

そしてその答えを、一緒に探していけたら嬉しいです。

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