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2026.10.03 ブログ

美容師って、結局「相性」だと思う。

こんにちは。
取手市の美容室 cutskiii です。

今回は「美容師との相性」について書いてみようと思います。

僕は美容師を20年やっています。

これまで本当にたくさんのお客様を担当させてもらって、いろいろな美容師さんの仕事も見てきました。

その中で最近改めて思うのが、

「良い美容師って、なんだろう?」

ということです。

カットが上手い人。

カラーが上手い人。

縮毛矯正が上手い人。

流行を取り入れるのが上手い人。

仕事が早い人。

カウンセリングが丁寧な人。

話していて楽しい人。

いろいろな美容師さんがいます。

もちろん、技術は大切です。

僕自身も美容師である以上、技術はずっと勉強していきたいと思っています。

でも、

「上手い美容師=自分にとって良い美容師」

とは、必ずしも限らないんじゃないかなと思っています。

結局、美容師とお客様って、

相性なんじゃないかな。

最近はそんなふうに思います。

美容師によって「大切にしていること」が違う

美容師はみんな同じように髪を切っているように見えるかもしれません。

でも実際は、かなり違います。

何を「良いスタイル」だと思っているのか。

何を優先して髪を切るのか。

どんなところに時間をかけるのか。

どんな技術が好きなのか。

お客様とどんな関係でいたいのか。

美容師によって、それぞれ違います。

僕の場合は、

毎日の扱いやすさ。

持ちの良さ。

そして、

その人の生活に合っていること。

このあたりをかなり大切にしています。

美容室を出た瞬間に100点に見えることも、もちろん大切。

でも僕は、それと同じくらい、

次の日、自分で髪を扱ったときにどうなのか。

1ヶ月経ったときにどうなのか。

2ヶ月、3ヶ月と伸びていったときにどうなのか。

そんなことを考えています。

だから、必要以上に梳かないこともあります。

クセを無理に抑えず、活かした方がいいと考えることもあります。

カウンセリングした結果、「今日はあまり切らない方がいい」と伝えることもあります。

以前の「cutskiiiらしさ #08」でも書きましたが、僕の場合はカウンセリングの段階である程度仕上がりをイメージしています。

最近何に困っているのか。

普段どんな生活をしているのか。

そこを知った上で、髪質やクセ、骨格などを見ていく。

そして仕上がりが見えたら、そこに向かってハサミを入れていく。

それが僕のやり方です。

でも、

これが全員にとって正解だとは思っていません。

美容室に求めるものも、人によって違う

お客様側も、美容室に求めているものは本当に人それぞれです。

毎回、大きく髪型を変えたい人。

最新のトレンドをどんどん提案してほしい人。

「全部お任せします!」と、美容師に引っ張ってほしい人。

逆に、なるべく自分の希望通りにしてほしい人。

美容室に長く滞在するのが苦手で、できるだけ早く終わってほしい人。

ゆっくり過ごしたい人。

美容師との会話を楽しみにしている人。

できればあまり喋らず、静かに過ごしたい人。

毎月きれいに整えておきたい人。

多少伸びても気にならないようにして、なるべく来店周期を長くしたい人。

本当にいろいろです。

そして、

どれが良い、悪いという話ではありません。

美容室に何を求めるかなんて、人それぞれでいいと思います。

だからこそ、美容師側が大切にしていることと、お客様が求めていることが近いと、

「この美容師さん、なんか合うな」

となる。

逆に、どちらも間違っていなくても、その二つがズレていれば、

「なんか違うな」

となる。

それが、僕の考える「相性」です。

「新規のお客様は、他店の失客だからね。」

昔、先輩に言われた言葉があります。

「新規のお客様は、他店の失客だからね。」

これを聞いたとき、

「あーー、なるほど。」

と思いました。

美容室側から見ると、新規のお客様が来てくれるというのは嬉しいことです。

「新しいお客様が来てくれた」

と考えます。

でも、そのお客様には当然、それまで通っていた美容室があるかもしれない。

そこに行かなくなって、新しい美容室を探している。

つまりこちらにとっての「新規のお客様」は、別の美容室から見れば「失客」なのかもしれない。

当時、この言葉を聞いて、すごく納得したのを覚えています。

ただ、20年美容師をやってきて、今はこの言葉を少し違う角度からも考えるようになりました。


前の美容師さんが「悪かった」とは限らない

新規のお客様が来て、

「前の美容室ではこうだったんです」

という話を聞くことがあります。

もちろん、本当に何か困ったことがあったケースもあると思います。

でも僕は、それを聞いて、

「じゃあ前の美容師さんが下手だったんですね」

とは、あまり思いません。

その美容師さんには、その美容師さんの考えがあったかもしれない。

そのときのお客様の希望に合わせて、そうしていたのかもしれない。

そして何より、

ただ相性が合わなかっただけかもしれない。

美容師が悪いわけでもない。

お客様が悪いわけでもない。

大切にしていることや、求めていることが少し違った。

それだけのこともあると思います。

人間関係って、そういうものじゃないでしょうか。

どちらも良い人なのに、なぜか話が噛み合わない。

逆に、初めて会ったのに不思議なくらい話しやすい。

美容師とお客様も、結局は人と人なので、そういうことは普通にあると思っています。


もちろんcutskiiiにも「合わない人」はいる

これは自分のお店についても同じです。

僕はcutskiiiの仕事に、自分なりの考えを持っています。

持ちの良いカットをしたい。

できるだけ必要以上に髪を傷ませたくない。

クセは、活かせるなら活かしたい。

必要ないと思ったものを無理に勧めたくない。

次回来店も「絶対○週間後に来てください」というより、髪が気になったら来てもらえればいいと思っています。

そして初めての方には、かなりしっかりカウンセリングをします。

こういう考え方を「いいな」と思ってくれる人もいると思います。

一方で、

「もっと頻繁にスタイルチェンジを提案してほしい」

「全部美容師に決めてほしい」

「とにかく短時間で終わりたい」

という人にとっては、別の美容師さんの方が合うことだってあると思います。

それでいいんです。

cutskiiiがすべての人に合う美容室になれるとは思っていません。

むしろ、

全員に合う美容師なんて、いない。

だから、自分と合わない美容師のところへ無理して通い続ける必要もないと思っています。

美容師を変えることを、悪いことだと思わなくていい

長く同じ美容師さんに担当してもらっていると、美容室を変えることに少し申し訳なさを感じる人もいるかもしれません。

「ずっと切ってもらってるから」

「他に行ったら悪いかな」

「また戻りづらくなるかな」

そんな気持ちになることもあると思います。

もちろん長く通っていただけることは、美容師としてすごく嬉しいです。

何年も髪を任せてもらえることには、本当にありがたさを感じます。

長く担当しているからこそ分かることもたくさんあります。

でも、それと同時に、

自分に合う美容師を探すことも悪いことではない

と僕は思っています。

髪型は毎日の生活に関わるものです。

毎朝鏡を見る。

仕事に行く。

人に会う。

写真を撮る。

そんな日常のかなり近いところに髪はあります。

だったら、自分が納得して任せられる人にお願いした方がいい。

技術が好き。

考え方が好き。

話しやすい。

逆に、あまり話さなくても居心地がいい。

提案の仕方が自分に合う。

なんとなく安心して任せられる。

理由は何でもいいと思います。


「上手い美容師を探す」だけじゃなくていい

美容室を探すとき、

「カットが上手い美容室」

「口コミの良い美容室」

「人気の美容師」

と検索することも多いと思います。

もちろん、それも一つの探し方です。

ただ、もう一つ、

「自分と合いそうな美容師か?」

という視点があってもいいんじゃないかなと思います。

その美容師が何を大切にしているのか。

どんな考えで仕事をしているのか。

どんな人なのか。

SNSやブログを見るのも、そのための材料になると思います。

実は、この「cutskiiiらしさ」というシリーズを書いている理由の一つもそこにあります。

僕がどんなことを大切にしていて、どんなふうにお客様や髪と向き合っているのか。

それを先に知ってもらう。

その上で、

「なんかこの人、自分に合いそうだな。」

と思って来てもらえたら嬉しい。

逆に、

「自分にはちょっと違うかな」

と思う人がいたって、それはそれでいいと思っています。

お互いに、その方が自然です。


結局、人と人なので。

20年美容師をやってきても、

「こういう美容師が絶対に良い」

という答えは僕にはありません。

技術はもちろん大切。

知識も大切。

経験も大切。

でも、それだけでは決まらない何かがある。

考え方。

価値観。

距離感。

話し方。

空気感。

大切にしていること。

そういうものも全部含めて、

美容師って、結局“相性”なんだと思います。

cutskiiiが合う人もいる。
合わない人もいる。

僕より他の美容師さんの方が合う人も、もちろんいる。

それでいいと思っています。

たくさんいる美容師の中から、

「この人なら自分の髪を任せたい」

と思える人を見つけてもらえたら、それが一番です。

そして、その相手として

「自分にはcutskiiiが合うな」

と思ってもらえたなら。

それは美容師として、すごく嬉しいことです。


cutskiii
茨城県取手市
「技術と薬剤にこだわるから、キレイが長持ちする」

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